僕らの軌跡

東方神起ユノ、チャンミンの妄想story

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ご近所物語を終えて。











少し内向的な少年が年を重ね、現実と折り合いながら暮らしているチャンミンと、年上らしい包容力で彼を見守る純朴で時に強引な天然ユノ。
等身大のなんてことのない平和な日常の中で物語は展開します。
事件どころかケンカすら無い、ただほっこりとしたお話に終始したのは、たぶんふたりが状況的に離れている今だから。

深層心理に引きずられることってありますよね。
たまたまラッキーなことが続いたチャンミンが、とある都市伝説を知り、半信半疑ながら魔法使いになると信じたのは、そうなりたいと願う自分がどこかにいたのでしょう。
(お友だちのK氏の場合はDを怖れる心の闇からと推測いたします。(/--)/)
表層意識では覚えていない懐かしい相手に、強い好感を抱いたのも、それがきっかけかもしれません。
大人になり男の色気を纏ったユノは友情の垣根を越えてチャンミンの心にズキュンと飛び込んできますが…



ラストの平仮名文は、絵本のストーリーを考えているうちに寝てしまったチャンミンが見た夢の世界です。
完成した作品は、同じモチーフでも設定が変わり、より空想部分が広がったものになるかもしれません。
それを読んだユノが何を想うか…
チャンミン、抱き潰されるかもしれません。ウフフ♥



ご近所物語の構想中、度々珈琲専門店に出掛けました。
ミッションを見ていたら行きたくなりますよね。笑。
最初はバリスタの手元をじっと(気づかれない程度に)見ながらグァテマラをいただいて。
再訪しコスタリカ、ブラジル、深煎りブレンドetc.
すっかり嵌まりました。
心残りは、ふたりに会えなかったこと…(あたりまえだ。)



最後に、9ヶ月間も休んでいたにも関わらず、更新を見つけて読んでくださった皆さま。
ありがとうございました。
そして拍手やポチ、コメントをくださった方々。
隔日とは言え、続けることが出来たのは、温かい励ましあってのことです。
皆さまと一緒に最後の冬を駆け抜けた気分です。
心からありがとう。


ほら、おかえりはもうすぐです。
今度はユノと一緒に チャンミンを待つ立場に、
春の次にやってくる 夏を待つことに なるんですね。



2017.4.12 ちぃ。




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追加銭湯シーンなかったのでこれにて妄想…
湯上がりもいい男だなあ……(*_ _)ペコリ

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ご近所物語 32










最初のひと月は引っ越し作業で慌ただしく過ごしたが、それが片付くと以前からここで一緒に暮らしていたかのように俺たちの生活は家に馴染んだ。
平日はたまに珈琲を飲みながら今日の出来事を語り合えれば万々歳だが、週末は一緒に買い物をしたり食事をしたり愛を育んだりとふたりの時間を存分に楽しんでいる。


「ふう。今週も頑張ったな、俺。」
マンションの近くを通りかかった時にチャンミンの仕事部屋に明かりが見えた。
一度家に帰って着替えてから覗いてみようかな。
書いているなら邪魔したくはないけれど、寝てしまっている時もある。
今年の春は遅く 夜はまだ冷えるから…



軽いノックをしても返事がないので鍵を使い部屋に入ると、案の定机に臥せったまま眠っていた。

今は何を書いているのかな?
チャンミンが翻訳の仕事を続けながらオリジナルの作品を書いていることは知っている。
本人は隠しているつもりらしいが小説の応募要項や書きかけの原稿は前のアパートでも見た。
いつかチャンミンの夢が 形になるといいな。

ブランケットを広げて肩から掛けてやりながら手元を覗きこんだ。

まだ タイトルだけか…

『まほうつかいに なったよる』
え? ひらがな?



※※※※※


とおい とおい すんごくとおいまちに
ひっこすまえのばん
ぼくは おつきさまに おねがいをして
まほうつかいになった

こんこんこん 
おにいちゃん、ぼくだよ!
いっしょにあそぼう!

なかよしの おにいちゃんとぼくは
パジャマでよぞらをとびまわり
ねているまちのひとたちに いたずらをする

コロッケをくれた おにくやさんに  
シャララン ぼくを わすれないで

だいすきだった ほんやのおじさん  
シャララン ぼくを わすれないで 

スイミングのせんせい なかまたち  
シャララン ぼくを わすれないで

いっしょにゲームをした ともだち  
シャララン ぼくを わすれないで


そしておにいちゃん

さかあがりをおしえてくれて ありがとう
いじめっこからまもってくれて ありがとう
おかしをくれて とってもありがとう

ぼくは とおいところにいくけれど
おねがい ぼくを わすれないで
シャララン ぼくを わすれないで


いつかまた
まほうつかいになって あいにいくまで



※※※※※
  


ううん…

チャンミンが起きそうな気配に、覗き込んでいたのがばれないようにと一歩下がった。
応募要項も見なかったことにしなきゃな。

絵本ストーリー部門、そんなのがあるんだ。
俺、絵を頼まれたらどうしようと思ったのに。


「あれ?ユノ?ああ、僕寝てたんだ…」
寝起きなのにさりげなく手元の用紙を隠してるし…

「なんだか夢を見ていた…気がするけど…
もう…覚えてないや。
そうだ。明日 お弁当を作るから花見をしよう。
ひとりではもったいなくて見ないようにしてたんだ。」


「縁側で?」
俺が いたずらっぽくウィンクすると、

「そう。縁側で。」
君は 片目を細めて きれいに笑った。




お わ り





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ご近所物語 31













重い荷物、かさばる荷物は明日以降の週末にユノさんの車で運ぶことにして、とりあえずはふたり分のリュックに入るだけの身の回りのものを持った。

「明後日、不動産屋に退去の挨拶に行ってきますね。
規約通りだとひと月後に賃貸契約終了かな。
ここも長かったから淋しくもありますけど。」

そうは言っても引っ越し先はご近所だしね。
誰とも別れがあるわけじゃない。
感傷的になってしまうのは、こどもの頃にこの街から引っ越した時のことがトラウマになっているのかな。
人間関係が様変わりし、言葉にも環境にもついていけなかった。
あの頃の記憶は薄ぼんやりしかないけれど、母親が言うにはとにかく大変だったと。


窓の外の街路樹を見るともなしに眺めていると
背中からふわり温かい体温に包まれた。

「家の縁側から見る桜は綺麗だよ。
夏は蝉がうるさいほどに鳴くし、秋はイロハカエデが紅く染まる。
寒い冬には一緒にこたつで丸くなろうな。」

季節を肌で感じながらユノさんとふたり暮らしか…
でもユノさんなら雪が降ったらこたつで丸くなるより庭駆け回りそうだけどね。


ひらひら舞う雪の中、手を繋いで駆け回っている男の子たちの映像が切れ切れに浮かぶ。
くるくる回るカラフルな遊具、白く靄がかかった空。

手を引かれている方のこどもに僕の主観が移り…

『初雪だ!』
お兄ちゃんがすごい喜んで。

『はつゆきだ!』
僕も真似して叫ぶ。

『俺ね、初雪の伝説、知ってるんだ!』
お兄ちゃんが…



「訂正、やっぱり、丸くなるより仲良くしたいな。」

またぁ…

「行こうか。そろそろ一時間経つよ。」
「ですね。次の人を待たせちゃ悪い。」

肩越しの言葉に安堵し緩やかに現実に戻った。








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ご近所物語 30












ここ数日の晴天続きが影響したのか、コインランドリーに先客はいなかった。
とは言え、こたつ布団の洗濯乾燥が終わるまでには一時間かかる。
その間に僕の家に着替えを取りに行くことにした。


見慣れた商店街もユノさんと歩くのは新鮮で…
例えば、匂いに惹かれてずっと気になってはいたけれど気恥ずかしくて立ち止まることが出来なかった、八百屋の店頭で販売している焼き芋。
ユノさんは先に行き過ぎた僕の名前を呼び、会計を済ませるとその場で皮を剥き始め、「甘っ!」ホクホクの笑顔で僕にも熱々の焼き芋をくれた。
ひとりでは出来なかったこともユノさんとふたりなら平気で。
「甘くてうまっ!」
「だろっ?」
ユノさんと歩く人生は 楽しいかもしれない。


「あら?ユノくんとチャンミンさんはお友達だったの?」
通り過ぎる顔見知りのおばさん連中に声をかけられると、

「俺の嫁さーん!」
ユノさんがおおらかに答えるので、

「今度一緒に住むことになったんですけど僕が家事担当なので…」
慌てて僕が表向きの事情を伝えたりした。

「あら、いいわね〜。」
って…みんなテキトーだな。



そうそう、商店街を抜けて僕のアパートに行く途中でついに赤信号に引っ掛かった。

「ヤッタア!っテテ…」
思い切りガッツポーズしたら腰に負荷がかかってしまい、
「大丈夫?まだ痛い?」
腰をさすられ労わられたけど。

ユノさんの口、ちゃんとカウントされていたんだね。


キュヒョンになんて報告しよう。
今夜あたりヤツから誕生祝いの電話があるだろうから…

『恋人と暮らすことになったから近々引っ越すよ。』
くらいにサラッと言おうかな。
あいつ、僕をD仲間だと疑っていたから内心悔しいだろうな。

あっはっは。

「チャンミン楽しそうだね。」

イエース!

「今夜は厚切りジューシーな肉がいいなあ。」
僕のおごりでもいいくらいの晴れやかな気分だ。

「お祝いしような。
チャンミンの誕生日で、同居記念日で、」
ユノさんは声を少しだけ潜めた。
「俺達が愛を交わした記念日だから。」

ユノさん!
焦って360度見回したけれど、僕らを見ていたのは公園のブランコで遊んでいる男の子ふたりだけだった。







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ご近所物語 29












「チャンミーン 珈琲淹れようか?」

一晩寝ても腰は痛いし股関節はギシギシするけれど、奮起してモゾモゾと起き上がった。
自宅で淹れる道具が揃っているなら、僕も教わりたくて。

「生まれたての小鹿みたい…」

・・・・・
盛りのついた生き物に言われたくはないです。


道具がいいのか、豆がいいのか、基本に忠実な僕がいいのか、きっと全部だと思うけど、初めて淹れた珈琲は満足のいく出来だった。

「いい香り。」

珈琲もだけど、家のキッチンで恋人の為に珈琲を淹れる午後というのは それだけで幸せな香りがする。



「もう3時か…これを飲んだら帰りま、」
「まだケーキ食べてない!」
ギュッと手首を掴まれて、カップの水面が波立った。

「チャンミンに渡したいものがあるんだ…」




掌の中にはユノさんと揃いのキーケース。
彼がブラックで僕がダークブラウン。
皮を縁取る太めの生成りステッチがアクセントのシンプルな三折タイプ。

中には鍵がふたつ入っていて…
マンションと家の合鍵らしい。


「一緒に暮らしたい。」

「週末だけではなくて?」
昨夜はそう言ってたから。

「最初からそう言ったら引くだろ?」
引きはしないけど、むしろ嬉しいけど、それと同居は別問題で。

「俺は一緒にいたい。
今朝起きたらチャンミンがいて…すごく幸せだった。

毎朝チャンミンの寝顔が見たい。
チャンミンは家賃が浮く。
家事は出来るだけ分担する。
今俺が住んでる部屋はチャンミンの書斎にでも仕事場にでもしたらいい。
どうだ!」

どうだ!って、その条件魅力的過ぎるでしょ。


「朝は寝てていいの?」
「チャンミンにはチャンミンの仕事時間があるだろ?
ゴミ出しならやっておく!」
それは嬉しい。

「ユノさんの部屋、本当に僕の仕事場にしてもいい?」
「俺はチャンミンのいる家ひとつあればいい。」

もう…そうやって僕を籠絡する…


僕も家はひとつでいいけど、創作活動をする場としてあの部屋は素敵だったな…
あそこでなら…

「じゃあ、あの部屋の家賃は払います。」
「いいよ、そんなの。」

「ダメです。あの部屋は僕専用にさせてもらうから。
仕事とプライベートを分けたいとは以前から思っていたんです。
でも、そんな物理的余裕はなかったから…
こちらの家賃までは払えないけど、代わりに掃除洗濯は僕がしますから。」

それでいいかな?
僕には夢の仕事場を。
ユノさんには快適な住まいを。
『恋人との同居』を抜きにしてもWin-Winだと思うけど。

「いつ引っ越してくる?」
ユノさん気が早いよ。


まずは、しなきゃならないことが山積みで。

「こたつ布団とかカーテンとか洗えるかな。
ユノさんコインランドリー近くにある?」

「あるよ。今行く?」

部屋は業者に掃除されていたけどしばらく空き家だったわけで。
ユノさんの部屋の方もそう。

「うん。日が暮れる前に。」
それに、、
「僕はこたつ敷きを持ちますからユノさんは布団をお願いします。」

昨夜はこたつで、その…ヤッちゃったから…
放置して変なシミになるのも嫌だし。

冬の間は、またお世話になるかもしれないからね。笑。







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ちぃ。

Author:ちぃ。
東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。
ユノに何度撃ち抜かれても這い上がります。
カッコ良すぎるふたりに乾杯!

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